常識【プロレス、常識は簡単に覆される】
疾風怒濤の歌舞伎者
いつかは海老蔵にごじゃりまする。
常識は簡単に覆される
僕の好きなプロレスでは当たり前だと思ってた事が覆される事が多かった
自分が衝撃を受けた1番の出来事は
ノーロープ有刺鉄線電流爆破デスマッチ
これは有り得ない事なんです。
やるはずがないんですこんな試合。
まず大仁田選手は元々全日本プロレスの選手
長州選手は新日本プロレスの選手
全日本プロレスと新日本プロレスの間には、決して交わることのない大きな壁がありました。
その後大仁田選手はFMWという団体を自己資金5万で設立、ノーロープ有刺鉄線電流爆破デスマッチなどで一大ムーブメントを起こします。
長州選手はインタビューなどでFMWの話をされると
「おい!!ミソもクソも一緒にするな!あんなものプロレスじゃない」と全否定
要するにFMWの事が大嫌いだったし、完全に相手にしていなかったんです。
この時点でもう完全に交わる事のない2人です
そして時は流れて
大仁田選手はFMWを脱退
長州選手は引退して現場監督(マッチメイクをする仕事)になり裏方に回ります。
そんな時です。
大仁田選手は新日本のリングに乗り込んでこう言いました。
「長州力、俺と電流爆破で勝負しろ」
僕は、考えられない!考えられない通り越してそんな事出来るわけない!引退してるし!頭おかしいんじゃねぇの大仁田って思ってました
その後、大仁田選手は新日本のリングに参戦
タバコを吸いながら入場というまさに「邪道」でした。
大仁田が参戦するという事は「邪道VS王道」
新日本は負けるわけにはいかないのです。
1999年1月4日佐々木健介戦
1999年4月10日蝶野正洋戦ノーロープ有刺鉄線電流爆破デスマッチ
1999年8月28日グレートムタ戦(ノーロープ有刺鉄線バリケードマット時限装置付き電流地雷爆破ダブルヘルデスマッチ)
グレートニタとして参戦
○グレートムタ ✖︎グレートニタ(体固めで負け)
長州戦をぶち上げてから1年が経った時
もう長州戦なんて絶対にないと思っていた時
ある事件が
大仁田の元に新日本の永島企画部長が「これは長州さんからのメッセージです」そう言って長州力の汗の染み込んだTシャツを渡したのです。
えぇーーーー!!練習してんの長州!?マジでやんの???
しかも試合は
ノーロープ有刺鉄線電流爆破デスマッチ!
えぇーーーー!!!と、とんでもない事がおこる!
実際に有り得ない試合が実現したのです。
結果は大仁田がボコボコにされて終わりましたが、長州も意地があるんでしょう、一回もロープに振られる事なく、ボコボコにしました。
その後インタビューで
「俺はあいつのプロレスは認めてないよ。でもあいつは大したもんだよ。意地の張り合いでは俺の完敗だろうな」と言っていました。
結果何が言いたいかというと
「 常識にとらわれてはダメ」って事ですね